赤外白内障

CIE 221 Infrared Cataract

2016/30ページ/価格(正会員)32ユーロ  (非会員)64ユーロ

 赤外白内障の発生については,古くから量反応曲線,作用スペクトル,メカニズムに関する議論が行われている。ある科学者は,赤外白内障は単に温度上昇によって引き起こされると考えているが,別の科学者は,光化学反応によっても引き起こされる可能性を提示している。もし,赤外白内障が光化学的メカニズムによって引き起こされるならば,その作用スペクトルは,近赤外領域において波長と共に大きく変化すると考えられる。このことは,ランプの安全性,IR-Aを利用する医療機器,職業性曝露の規制,産業における眼の保護の方法について検討する際に,非常に重要である。高出力赤外LED,ダイオードレーザー,波長可変赤外レーザー(たとえば,チタンサファイアレーザー)の出現により,現在,赤外白内障に関する作用スペクトルを実験的に決定する研究が可能となっている。LED,ランプ,レーザーの製造業者は,このような研究の結果に強い関心をもつと考えられる。もし,赤外白内障の原因が単に熱であるならば,曝露される赤外放射の波長成分と共に環境温度も重要となるが,本報告書では,この点について考察する。これまでに得られている知見から総合的に判断すると,発生メカニズムは熱的である可能性が高い。

 本出版物は,英語で書かれているが,フランス語とドイツ語の要約も含む。13個の図,2個の表を含む30ページから成り,CIEWebshopまたは各国のCIE委員会から購入できる。

 下に示すTC 6-49“赤外白内障“のメンバーが,本技術報告書の作成に参加した。本技術委員会は,CIE第6部会“光生物学と光化学 ”の下部組織である。

著者:
・ Okuno, T. (Chair) 日本
・ Kojima, M. 日本
・ Schulmeister, K. オーストリア
・ Shang, Y.-M. 台湾
・ Sliney, D. 米国
・ Söderberg, P. スウェーデン
・ Stuck, B. 米国
・ Suzuki, Y. 日本
・ Tengroth, B. スウェーデン

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