生理学的軸をもつ基本色度図 - 第2部:分光視感効率関数と色度図

CIE 170-2:2015 Fundamental Chromaticity Diagram with Physiological Axes – Part 2: Spectral Luminous Efficiency Functions and Chromaticity Diagrams

2015/72ページ/価格(正会員)54ユーロ  (非会員)108ユーロ

 CIEは「座標軸が生理学的意味をもつ基本色度図を確立する」目的のもと,技術委員会TC1-36を設立した。

 この技術報告の第1部はCIE170-1 「生理学的軸をもつ基本色度図-第1部:CIE2006錐体基本関数の定義」として出版されている。第1部では正常観測者の1º視野から10º視野までの等色関数と錐体基本関数の提示に留まっている。

 第2部としての本報告では,実用に向けた測色のツールとして,ユーザに色度図の形式で提示することが狙いである。

 この報告はSharpらの提案に基づき,L錐体,M錐体基本関数の線形結合で分光視感効率関数を定義するところから始まる。錐体基本関数に基づいた分光視感効率関数は2º視野と10º視野の測光観測者で提案されている。

 錐体基本関数に基づいた分光視感効率関数は等輝度平面で表現されるMacLeod-Boynton色度図に適用される。MacLeod-Boynton型の三刺激値LMB, MMB, SMBは従来の計算法で算出されるが,LMBとMMBの座標軸は色度図で等輝度を保つように計算される。

 さらに,従来のCIEの方法に従って,錐体基本関数の変換によりXF, YF, ZF三刺激値およびxF, yF色度座標が提示されている。三刺激値の特性および表色系としての要件を満たすための導出方法については,WoldとValbergの解説により詳しく述べられている。錐体基本関数からXF, YF, ZF三刺激値への線形変換では,スペクトル三刺激値の有効桁数7になるように行なわれている。

 この報告の最後に表と参考文献が載っている。

 表は全てExcelファイルとしてダウンロードでき,リンク先は文書の中に記載されている。

 文書はフランス語とドイツ語の要約とともに英語で書かれており,72ページ,11の図,8つの表からなる。日本照明委員会あるいはCIE Webshopで購入できる。
 この報告書に関わったTC1-36「生理学的軸をもつ基本色度図」の委員は以下のとおりである。この委員会は第1部会「視覚と色」のもとにある。

著者:
• Viénot, F. フランス(委員長)
• MacLeod, D. 米国
• Mollon, J.D. 英国
• Moreland, J.D. 英国
• Pokorny, J. 米国
• Sharpe, L.T. ドイツ
• Stockman, A. 英国
• Valberg, A. ノルウェー
• Vos, J.J. オランダ
• Walraven, P.L. † オランダ (幹事)
• Wold, J.H. ノルウェー

アドバイザー:
• Yaguchi, H. 日本

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