太陽UV最小被爆量についての勧告

CIE 201 Recommendations on Minimum Levels of Solar UV Exposure

2011/81ページ/価格(正会員)36ユーロ  (非会員)72ユーロ

 この技術報告書は,太陽紫外放射(UV)の被曝量に関するものである。科学的な検証により太陽紫外放射被曝の健康面での効果について,特に皮膚がん以外のがんの発生率と死亡率について調査した。これまで,太陽紫外放射被曝と皮膚がん以外のがんの発生率と死亡率の因果関係は明確にされていない。技術委員会は,太陽光の曝露が,直腸がんの発生率と死亡率を低下させると考えるのが妥当と判断する多くの科学的知見を探しだした。同様の効果は,乳がん,前立腺がん,メラノーマに対して,直腸がんより低いが効果があると判断することが妥当とする科学的知見が見つかった。太陽紫外放射被曝によるがん発生率と死亡率低下の機能は,ビタミンD合成がその役割を果たしているのかもしれない。
 
太陽紫外放射被曝の健康面,非健康面の科学的な調査結果より,人間は南中時を除き,太陽光を避ける必要はないと結論する。一般的に,日焼けしない程度の太陽紫外放射の被曝は,太陽光被曝の有益性から有効である。
 
この技術報告書を元に公衆衛生ガイドの策定が必要である。しかし,緯度や時刻・季節に依存する太陽紫外放射被曝量の一般的なレベルは,様々な考慮をしなければならない。皮膚が黒い低緯度地方の人や文化や宗教的な理由で皮膚を覆っている人については,特別なガイドが必要である。これは,一日の大部分を屋内で過ごす人にも当てはまる。
 
健康に必要な太陽放射被曝量は,先に述べたように個人や種族によって異なる。公衆衛生ガイドは,WHOによって公表されたUVインデックスの考え方を拡張し,太陽放射被曝の健康面の効果を含む形にすることを推奨する。
 
この技術報告書は,Part I ガイダンス, とPart II Part Iのガイドを裏付ける科学的検証データからなる。
 
この報告書は,CIE第6部会のTC6-58 “A Recommendation on Lower Limits for UV Exposure”の活動によって,まとめられた。

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