光源と光源システムの光生物的安全性

IEC 62471:2006/CIE S 009/E:2002  Photobiological Safety of Lamps and Lamp Systems

2006/36ページ/価格(会員)36ユーロ (非会員) 72ユーロ

光源が開発され,大量に生産されるようになり,産業的安全基準が(国際)規格になっていないことが一般的話題となるようになってきた。光源や光源システムからの光放射の有害性を評価したり,有害性をコントロールしたりすることは,レーザーシステムのような単一波長の光源の評価やコントロールに比べて,相当に複雑である。要求されている放射測定(技術)が重要に関連している。というのは,点光源のような単純な光学系を扱うのではなく,むしろ,拡散板や投影装置によって,変化するかしないかのような広がりのある光源を扱うようなものだからである。また,光源の分光分布は,補助的な光学系,拡散板,レンズ,などのようなものによっても変化するし,(光源の)点灯条件によって変化を受ける。

放電ランプや白熱電球,蛍光ランプやアレイ状の光源,光源システムのような広帯域発光光源を評価するには,光源の間近,または人間が最も近づきうる点における,光源から放射される光放射の分光分布を測定することが,先ず必要である。この,対象とする照明システムからの,人間が照射を受ける可能性のある光放射の分光分布は,その光の伝達過程の途中に置かれている光学要素(反射板など)によって変化するために,実際に光源そのものから放射されている光放射(の分光分布)とは異なってしまう可能性がある。次に,網膜傷害波長域においては,光源の大きさ,または光源の投射された大きさが,注目され,特徴づけられるに違いない。更に,放射照度の変化,(光源からの)距離による有効放射輝度を決める必要がある。必要な測定を達成することは,通常,性能の高い測定機器無くしては簡単ではない。このような理由から,この規格には,光源と光源システムに対する参考となる測定方法を含めることとした。リスク・グループ区分の内容に従った測定技術は,光源製造者と使用者の双方に,対象とするどのような種類の光源および/または光源システムによって生じる光生物的傷害を特定し,明らかにするための,共通のベースを与えることになる。

最後に,ある光源や光源システムに関連づけられて,良く知られた光放射の傷害がある。この規格制定の目的は,あらゆる種類の光源と光源システムに関連づけられた,潜在的な光放射傷害を評価する方法を与えることである。

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