参照紅斑曲線と紅斑照射量の標準値

ISO 17166/CIE S 007 Erythema Reference Action Spectrum and Standard Erythema Dose

1999/4ページ/価格(会員) 14ユーロ (非会員) 28ユーロ

皮膚に対する光生物的効果の定量測定上の問題点は、人間の皮膚に紅斑を生じさせる紫外放射(UV)の効力が波長に強く依存しており、250 nm~400 nm において、(同一ワットの効力の波長特性が)10の1乗から 4乗の範囲に亘っていることである。

 CIEの紅斑(相対)作用スペクトルは 1987 年に提案されたが、紅斑照射量の標準値と波長による加法性については、現在までのところ合意が出来ていない。

 用語:最小紅斑照射量(MED – Minumum Erythema Dose)が、紅斑放射を評価する尺度として、現状では広く使用されている。しかし、MEDを尺度とすることは合理的ではない。というのは、MEDは絶対的な標準的評価量ではなく、人間一人ひとりのUVに対する応答度の個人差を含んで測定されるからである。MEDに影響する要素としては、光源の光学的特性と放射特性や照射量の絶対値や皮膚の照射面積のようなトータルの照射量を決定する要素、人種による皮膚の色の差のような皮膚の性質、それまでの(光放射に対する)照射歴、個体の大きさ、紅斑が生じたかどうかを決定する皮膚の(照射エリアの周辺の)観察部位の位置、照射後(MEDを観察するまで)の時間、周囲の照明条件などがある。

 MEDという用語の間違った使い方を避けるために、この用語は人間や他の動物に対する、単なる観察的検討の際だけに使用すべきであることが提案されている。そしてその代わりに、新しい用語として、標準紅斑照射量(SED-Standard Erythema Dose)が紅斑を発生させるUVの標準的尺度として使用されるべきである。そして、この報告書では、定量値として、1 SEDが紅斑放射の照射量 100 Jm-2に等しいことを提案している。

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